京焼・清水焼
京都が誇る伝統工芸品「京焼・清水焼」の中から厳選した、おしゃれなペア・夫婦湯呑みのおすすめ12選を紹介。長寿と慶事・吉祥のシンボル鶴が描かれた「松竹梅鶴夫婦湯呑み」や、見るだけで心躍る「色絵ペイズリー夫婦湯飲み」など特徴も交えて詳しく紹介!
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この記事の目次
京焼・清水焼 月夜見窯 ペア・夫婦湯呑 焼締雲錦夫婦湯呑み 参考価格4,000円~(2021/07/09時点)
古く東南アジアより伝わった陶器を南蛮焼きといいますが、その多くは黒い土をそのまま焼き締めただけの「南蛮焼き」と呼ばれる焼き方であるのが特徴です。この「焼締雲錦夫婦湯呑み」も、その南蛮焼きで焼き締められたシンプルな湯呑みです。
外側には、日本人がもっとも愛するといわれている桜と紅葉の「雲錦模様」が使われており、内側はねずみ色の釉薬が塗られています。
渋さと華やかさが共存する、見ていて飽きのこないデザインのこの湯呑みは、季節を問わず使えるのはもちろん、贈り物としても喜ばれることでしょう。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 北哉窯 ペア・夫婦湯呑 松竹梅鶴夫婦湯呑み 参考価格8,100円~(2021/07/09時点)
長寿のシンボル「鶴」と、慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」が描かれている、非常に縁起のよいとされる夫婦湯呑みです。梅の木を横目に優雅に羽ばたく鶴が描かれた湯呑みと、松の木の下で羽を休めている鶴が描かれた湯呑みのセットで、内底には残りの1ピースである竹が描かれています。
土の風合いと躍動感あふれる鶴、そして松竹梅が見事にマッチし、華やかな湯呑みに仕上がっています。長寿や慶事・吉祥というありがたい湯呑みですから、贈られた方もきっと喜んでくれるでしょう。敬老の日や結婚式などでの贈り物としても最適です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 芳山窯 ペア・夫婦湯呑 青赤網目夫婦湯飲み 丸底 参考価格11,600円~(2021/07/09時点)
縁起がよいとされる網目模様の湯呑みです。機械化が進む現代においても、一つひとつ手描きで網目を入れているという職人さんの魂が伝わる湯呑みです。表面はもちろん、内底や高台の中にまで丁寧に網目が描かれています。
「網目で幸せがすくえる」などと言い伝えられており、その網目は決して結び離れないことが大切とされています。まさに、この青赤網目夫婦湯呑みは器の外側と内側で網目がつながっており、結び離れることはありません。
また、血管を表すとされる赤の網目は中風(ちゅうぶ=脳出血などが原因で起こるさまざまな症状)を防ぐおまじないともいわれています。
時代を超えて愛され続ける美しい網目模様は、年代を問わず多くの方に手にしてほしい逸品です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 陶あん窯 ペア・夫婦湯呑 花結晶夫婦湯呑み 緑茶 参考価格6,107円~(2021/07/09時点)
溶けてから冷めて固まる過程で、まるで花のような結晶が現れる釉薬のことを「結晶釉」と呼んでいます。陶あんの窯が手掛けるこちらの花結晶は、磁器が持つ発色の美しさと相まって非常に優雅で気品あふれる、優しい湯呑みが特徴です。
結晶は一つひとつ異なり、また意図して作っているものではありませんので、偶発を除き同じ模様は二つないといわれています。淡い緑色と茶色、そして散りばめられた美しい結晶が、いつもの食卓に華を添えてくれることでしょう。
貫入(かんにゅう=こまかいヒビ模様)がなくお手入れがしやすいため、贈り物として選びやすいのも特徴です。敬老の日や結婚式など、大切な人の大切な日に贈ってはいかがでしょうか?
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 喜信窯 ペア・夫婦湯呑 志野印花夫婦湯呑み 参考価格5,500円~(2021/07/09時点)
喜信窯の志野印夫婦湯呑みは、京焼・清水焼がいかに多種多様なデザインを持つ焼物であるかを感じさせてくれる逸品です。特に、白地に押された印花文(※)とその両端を彩る金彩のストライプが豪華さを醸し出しています。大きな印花の周りを囲むように押し詰められた小さな印花は、朝鮮半島から伝わった技法ともいわれています。
手作り感あふれるゴツゴツした胴体は、お茶が冷めにくく重量感があります。また、やや乳白色の残る長石釉や、内側の白刷毛目も味となってこの湯呑みを作り上げています。渋さと華やかさが共存する湯呑みは、まさにご夫婦へのプレゼントにピッタリです。
※印花文(いんかもん)とは、素地がまだ柔らかいうちにスタンプ状の模様を押すという、陶磁器の技法のひとつです。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 浅見与し三 ペア・夫婦湯呑 お福とひょっとこの茶の間湯呑み 参考価格7,600円~(2021/07/09時点)
にっこり微笑むお福さんが描かれた湯呑みと、すまし顔のひょっとこが描かれた湯呑みのセットです。本来であれば見込み(内側)いっぱいにお福さんやひょっとこを描くところですが、縦長の湯呑みでは描きにくいことから胴体の側面に描かれています。これが逆に、見ている人を微笑ましい気持ちにさせてくれます。
またひょっとこは家の守り神とされており、家内安全を願う意味も込められていると言い伝えられています。持ちやすいように胴体にはえくぼ(凹み)が付けられていますが、それ以外は手作りでしか生み出せない、一つひとつ違った形をしているのが特徴です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 喜信窯 ペア・夫婦湯呑 志野白梅夫婦湯飲み 参考価格4,320円~(2021/07/09時点)
「志野印花夫婦湯呑み」と同様に、喜信窯の特徴的な作風がよく現れた湯呑みです。志野釉と呼ばれる白色の釉薬で覆われた優しい色合いの生地に、おめでたい梅が彫り刻まれています。ガラス薬を塗ることで志野の風合いに似せるという、京都に古くからある焼き物のひとつです。
喜信窯の焼き物によく見られるゴツゴツとして厚みのある胴体は、お茶が冷めにくくずっしりとした重量感があります。また高台は木の幹を彷彿とさせる茶色をしており、まるで湯呑みそのものが白い花を咲かせた梅の木であるような印象を与えてくれます。
華やかながら優しさにあふれる湯呑みは、まさにおめでたい日の贈り物として最適です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 高野昭阿弥 ペア・夫婦湯呑 色絵ペイズリー夫婦湯飲み 参考価格61,600円~(2021/07/09時点)
ペイズリー柄の起源には諸説ありますが、一般的にはペルシャで生まれイギリスに伝わったとされています。そののち、スコットランドのペイズリーでこの柄を使った織物が盛んだったことで名前が定着したようです。
「華美」という言葉がピッタリ当てはまるペイズリー柄は、やや曲線を描いた羽のような形、あるいは水滴のような曲線模様などと表現されます。日本で言う「勾玉(まがたま)」と同じようなデザインですね。
本作は細かい模様を一つひとつ、膨大な時間をかけて手描きし完成させたもので、桜や菊といった日本を代表する草花も描かれています。まさに和洋折衷の湯呑みというわけです。心躍るペイズリー柄の湯呑みは、老若男女問わず贈り物としてきっと喜ばれるでしょう。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 瑞光窯 ペア・夫婦湯呑 桜の花夫婦湯呑み 花日より 参考価格7,150円~(2021/07/09時点)
萩焼(山口県萩市に伝わる焼き物)を思わせる、やわらかで素朴な風合いながら気品あふれる生地一面に、桜の木やピンクの花びら、葉などが丁寧に描き詰められた優しいデザインの湯呑みです。
手作りが持つ特有の温かさを残すため指跡が付けられており、飲み口はラッパのようにやや広がっています。一見重厚そうな見た目ですが、手にとってみると薄くて軽いのが特徴です。
桜の絵が内側まで描かれている点や、夫婦で使えるように桜の花の色を変えている点など、細やかな心遣いが感じられるこちらの湯呑みは、ご夫婦やカップルのいつものひとときを華やかに演出してくれるでしょう。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 寿楽窯 ペア・夫婦湯呑 ペア湯呑 夫婦 2客 紙箱入り 福楽 参考価格6,232円~(2021/07/09時点)
こちらは「楽焼(らくやき)」によって作られた湯呑みです。楽焼とはろくろを使わず、「手捏ね(てづくね)」という、すべてを手で成形したのちに焼き締める技法のことです。手作業で作り上げるため、いわゆるキレイな円形ではなく若干、歪んだ円形になることが多く、同じものが二つ作れないのも特徴です。
寿楽窯の福楽には赤楽と黒楽があり、いずれも高級感あふれる湯呑みに仕上がっています。重厚な質感と手作りの温かみのある風合いは、自分たち用はもちろん、さまざまなシーンで贈り物としても喜ばれることでしょう。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 瑞光窯 ペア・夫婦湯呑 花ごころ夫婦湯呑み 参考価格7,020円~(2021/07/09時点)
萩焼(山口県萩市に伝わる焼き物)に似た柔らかく優しい風合いの生地に、桔梗や鉄線、秋桜や牡丹、桜など色とりどりの草花が描き詰められた、心温まる湯呑みです。土屋瑞光の特徴的な作風が現れている逸品といえるでしょう。
草花はイッチン(※)と呼ばれる技法を用いて描かれており、目で見るだけでなく手で触れて楽しむこともできます。華やかでもあり温かみもあるこちらの湯呑みは、季節を問わず食卓を明るくしてくれるでしょう。
※イッチンとは釉薬や泥漿(でいしょう=粘土を水に溶かしたもの)などを盛り付けていく装飾技法のひとつで、模様が立体的に盛り上がるのが特徴です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。
京焼・清水焼 善昇窯 ペア・夫婦湯呑 ペア湯呑 2客 桐箱入り 酒井 抱一写)夏秋草図 参考価格19,800円~(2021/07/09時点)
江戸時代を代表する京都の画家・尾形光琳(おがたこうりん)が描いた「風神雷神図」の裏面に、同じく江戸時代を生きた画家・酒井抱一(さかいほういつ)があとから描き入れたものが「夏秋草図」です。
こちらの湯呑みには、その酒井抱一による夏秋草図の、驟雨(しゅうう=にわか雨)に降られた夏草、そして強風になびく秋草が写し描かれています。
銀色の生地に、酒井抱一の夏秋草図の最高傑作を見事に写した逸品です。
※手作りのためサイズや容量、重量には多少の誤差があります。